発起人の上田志穂です。
「学びの個性尊重プロジェクト」
多くの方に興味を持っていただけて、とても嬉しく思っています。
ぜひみなさんと一緒にプロジェクトを進めていけたら、と願っていますので、ここで改めて自己紹介と、このプロジェクトを始めようと思った経緯についてのお話をさせていただくことにします。
私は、学校が好きな子どもではありませんでした。
どちらかというと大人しいタイプの子どもだったと思いますが、長時間学校に拘束されている感覚がとても苦手でした。
でも、学ぶこと自体は好きで、本ばかり読んでいる子どもでした。
学校にしんどさを感じていた私は、
学校をもっと面白く、楽なところにできないかな。
学校の勉強が難しいと感じる子も、
簡単にできてしまう子も、
もっといろんなことが学びたい子も、
のびのび学べる場所にはできないものかな。
そういう思いを持つようになりました。
窓際のトットちゃんをご存知でしょうか?
あの本に出てくるトモエ学園のような学校に憧れ、公立でああいう学校が作れないものだろうか、と考えていました。
また、心理学的なアプローチを用いて、子どもがより快適に学べて学習効果が高まる環境づくりやカリキュラム作りができないかな、とも考えていました。
進路を考えるとき、京都大学に「教育心理学」という講座を見つけ、教育と心理学を結びつけた学びができると思い、京都大学に進学しました。
ところが、京大の教育心理学は、ユング派の臨床心理学中心。
もちろん、これもとても素晴らしい領域ではありますが、私がやりたいと思ったこととは違っていました。
そこで、しくみや制度から教育の変革にアプローチしようと考え、教育行政学を専攻しました。
大学では、
一人ひとりに最も適した教育のあり方を公教育の仕組みでどう実現するか
といったことについて、同じ思いをもった同志と日々考えていました。
少々長くなってしまったので、この後の話はまた次回に!