学びの個性 尊重プロジェクト
ひとりひとりの可能性が育つために
学びの個性
尊重プロジェクトについて
学びにも個性があります
当たり前のことですが、私たちは一人ひとり違っています
姿形だけでなく、好きなこと、得意なこと、興味のあること、みんなそれぞれです
走るのが速い人、ピアノが上手な人、話すのが得意な人、調べるのが得意な人、勉強ができる人、
アウトドア派、インドア派、
読書が好きな人、音楽を聴くのが好きな人、絵を描くのが好きな人…
組み合わせれば、誰ひとりとして同じ人はいないでしょう
学びもおなじです
学ぶことにも個性があります
学び方にも個性があります
学びにも個性があるという、本来しごく当然なことにフォーカスし、
学びの個性を尊重すること、そして、そこから生まれるもの、
それらをみなさんと共有したい
そんなプロジェクトをすすめます
学びの個性尊重プロジェクトは、
日本スクールワイド・エンリッチメント・モデル協会となりました。
わたしたちのとりくみ
さあ、始めよう
理解しよう
学びの元となる、発達や認知には、個人差や個性があり、同じではなく、「定型」もありません。
認知的な個性や発達、そしてそれらを育てる環境について理解を深めます。
例えばこんなキーワード
発達障害 ASD ADD LD
ギフテッド、ギフティッド、タレンティッド
「特異な才能」
誤診 重複診断
違っていること=障害?
障害の有無という対立軸とインクルーシブ教育
認知の個性:理解や記憶の方法、学び方、感覚、表現方法
発達特性:ゆっくり、はやい、はじめゆっくり急に伸びる、スタートもゴールも違う、生涯発達
多重知能理論(MI)
選択しよう
学びの個性にあった方法や場所を子ども自身が「選べる」ということが、教育を受ける権利、学習権を十分に保障すると考えます。
例えばこんなキーワード
学びたいこといろいろ
自然、歴史、科学、数学、音楽、絵、PC、ゲーム、スポーツ、料理、そのほかいっぱい
学び方はいろいろ
ひとりで黙々と、人から教わる、みんなでディスカッション
本で学ぶ、授業で学ぶ、動画で学ぶ、動いて学ぶ
聞いて学ぶ、書いて学ぶ、会話で学ぶ、歩きながら学ぶ
観察、探求、実験、調査
学び場もいろいろ
ホームスクーリング、アンスクーリング、、フリースクール、オルタナティブスクール、私立学校、公立学校 etc…
法律もあります
教育機会確保法
模索しよう
認知には個人差があり、興味や関心、情熱も一人ひとり違う。
一人ひとり、能力や興味関心、学び方に違いがあることを前提とし、一人ひとりに合った教育にする必要性は、
これまでも、多くの教育研究者によって提言されています。
ならば、それをふまえた教育を作るにはどうしたらいいのでしょう?
なぜ、公教育ではそれがなかなか進まないのでしょう?
批判や要求だけするのではなく、実現の道を模索します。
たとえばこんなキーワード
・文部科学省中教審 初等中等教育分科会報告から
「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して
~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」
・文部科学省
特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議
「審議のまとめ ~多様性を認め合う個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実の一環として~」
・経済産業省 未来の教室 第2次提言から
「学びの自立化・個別最適化」
一人ひとり違う認知特性や学習到達度等をもとに、学び方を選べる学びに
・内閣府 Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージから
「子供の特性を重視した学びの「時間」と「空間」の多様化」
「個別最適な学び」の本質は、自分で自分の学びを調整しながら、試行錯誤を繰り返すこと
・「個別化教育入門」(加藤 幸次 著)
・「認知的個性―違いが活きる学びと支援」(松村 暢隆 編)
実践しよう
学びの個性を尊重し活かす学びの形、学び場の形を実践するため、SEMを軸にした、学びの場を創りましょう。
SEMとは…
Schoolwide Enrichment Model のことで、日本語では「全校拡充モデル」と訳されています。
アメリカ合衆国、コネチカット大学のレンズーリ教授らが開発したカリキュラム・モデルで、当初は、ギフテッドのための才能教育として開発されましたが、現在は、すべての子どもの才能伸長教育、インクルーシブ教育として公立校で実践されています。
SEMは、「才能教育プログラムに起源を持ちながらも、普通教育と連携して、すべての子どもの拡充をおこない、高学力でも学習困難でも子どもの個人差(認知的な個性)を尊重して学習を個別化させ、真の平等をめざす」という理念を持った教育モデルです。
(出展:「アメリカの才能教育」「認知的個性―違いが活きる学びと支援」(松村 暢隆 著・編)
このSEMの日本での実現の第一歩として、また、なにより、今、学びの時にある子どもたちのために、「好き」「強み」をベースに「その子らしさ」を尊重する、家庭でできる拡充教育
「おうちSEM」
を実践する学びの場を創ります。
SEMについてはこちらの動画もどうぞ
メンバー紹介
発起人
上田 志穂
Ueda Shiho
子どもそれぞれの教育ニーズを満たす教育のあり方を模索し、京都大学教育学部にて教育行政学を専攻。
子育て期間を経て、多様なニーズに応えるための支援方法を学び、支援教育専門士の資格を取得。
現在、「学びのサポートルーム ludo」を主宰し、子ども一人ひとりの特性・個性に寄り添った学習サポートを行なっている。
賛同・協力
知久 麻衣
Chiku Mai
コネチカット大学大学院教育心理学「ギフテッドネス、クリエイティビティ、タレント・ディベロップメント(才能伸長)」修士プログラムを卒業。
家庭でできる「おうちSEM」を考案し、すべての子どもたちのための才能・情熱伸長教育を推進するべく、SEM>教育コンサルタントとして活動中。