5月23日、SEM@homeのワークショップ、第1期が終了しました。
参加してくださったみなさま、本当にありがとうございます。
今回のワークショップでは、第2回講演会でも説明のあった、
SEMの大事な部分、特にコアとなるEnrichment Triad Model (ETM:拡充三つ組モデル)
SEM@homeの6つのステップ
について、
「ここはマスト!」
というポイントを確認した後、
「好き探し」
「RP(リアルプロブレム)探索」
のアクティビティを行いました。
お子さんに取り組んでいただく前に、まずは、お子さんのファシリテートをする保護者・支援者ご自身で試していただきました。
「おっ、そうか〜」
と、思ったり、
「うーん、難しい…」
と体験したりしていただくことで、自分の意外な一面を発見したり、探求したい課題を"創造"することの難しさを実感していただく機会となったのではないかなと思います。
この実感は、お子さんの学びに寄り添う際に、その面白さや難しさに心から共感できる一助になると感じています。
「好き探し」や「RP(リアルプロブレム)探索」は、コネチカット大学院の講座でも実際に行われていたアクティビティだそうです。
SEMは30年以上前から日本でも紹介されてはいますが、「家庭でも取り組める」という視点での具体的なアクティビティ体験は、これまでになかったと思います。
ワークショップの中で一番印象に残った言葉は、
「学びのオーナーシップ」
です。
学びを与えられるもの(だけ)ではなく、自分ごと・自分のものとすること。
これが、楽しさや意欲、そしてそれぞれの「未来」につながる。
本来自然なことで、でも、今の世の中忘れられがちで、だからこそ、こうして、
「あ〜そうだったよね」
と思い直すきっかけにもなる言葉だと思いました。
第1期として、少人数で5回にわたって開催したワークショップ。
参加してくださったみなさんからのフィードバックを大いに参考にさせていただきながら、今後もより分かりやすい講座を開いていければと思っています。
「参加しそびれた」「やってみたかった」というリクエストの声が集まれば、第2期の開催も検討したいと思いますので、ご希望の方はお問い合わせください。
次回は、「学びの個性尊重PJのこの先」について、お伝え予定です。