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学びの個性尊重プロジェクト

みなさんの学びの紹介 その3

更新日:2020年12月24日

みなさんの学びのご紹介、その3です。



"小2から週一でホームスクーリングをしています。

家では、数検の練習やこども新聞を読んだり、好きな学びをしています。

幼児のころから数検にチャレンジしていますが、小学校に上がると興味関心が薄れてきました。

日々の学びに面白さを見出せずに、学校では授業中でも本を読みだし、何度も注意を受けています…。"


知的好奇心がもともと高かったからこそ、それが満たされないことが重なると、学びを面白いと思えなくなってしまうのかもしれません。

「面白い」と思える体験が無いのに、モチベーションを持続させるのは大人でも難しいことですから、子どもならなおさらですね。


"40人クラスの騒々しさに胸がドキドキし、授業は問題を早く解き終わるので、待っている時間の方が長くて退屈と言います。

〜中略〜

今まで学校に通いながら、個性を伸ばしてくれるフリースクールとダブルスクールできましたが、公立学校でオンラインで授業が受けれる環境が整いだしたので、自宅でオンライン授業とフリースクールを併用していこうと考えています。"


学ぶことは好きでも、学校の環境に馴染めないお子さんも、結構な割合でいると思います。

また、理解や取り組みのスピードは、差があるのが当たり前で、ゆっくりな子もいれば、もちろん、速い子もいますよね。

オンライン授業は、個々のニーズに対応する「個別最適化」の方法の一つになりそうです。

それとともに、学校外の学びの場の選択肢も、もっと広がるといいなと思います。


"図鑑や資料集等で知識をリンクさせつつ全体像と細部を理解することが好きな反面、パズルなど、それを考えることの意味を見出せないものには一切関心を持たない傾向があります。"


自分で知識を体系化するのは、創造的な活動だと思います。

パズルについては、定められた型や答えにあてはめていくことにはあまり興味を持てない、というお子さんもいれば、かちっかちっとはまっていく感じが楽しい!というお子さんもいますね。

「楽しい!」をどこに感じるのかも、本当に人それぞれ、ということだと思います。


"何か一つのことに特別興味があったり、知識があるわけではなく、興味はどんどん変わっていきます。

〜中略〜

小学校で習うようなことや受験のための勉強ではなく、本人が面白いもっと学びたいと思える物に出会える場を探しています。"


あくまで個人的な感覚ではありますが、一般的に、ひとつのことに熱中するタイプのお子さんは、「好きなことがあっていいね〜」と社会的にわりと理解されやすい風潮があるように思います。

ですが、興味が次々に変わり、しかも、着眼点が一般的でない…というタイプのお子さんも、とても魅力的に思います。

「なにかが長続きすること」だけが、学びのあり方ではないでしょう。


受験のための勉強ではない、「もっと知りたい!学びたい!」に出会える場が、もっともっとできるといいなと思いますし、学びの個性尊重プロジェクトでも作っていければと思います。


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