ギフテッドに関する本もいろいろあるようですが、本屋に並んでいないものもあり、どれがいいかわかりません。
おすすめのものがあれば、教えてください。
お悩みふんわり受けとめます
「悩んでいるけど、どこに相談すればいいか分からない」
そんなお声を耳にします。
十分なお力にはなれないかもしれませんが、少しでもなにかのヒントにしていただけたら…
そんな気持ちで「質問箱」を開設しました。
みなさまから多く寄せられた質問と、参考にしていただけたらいいなという回答を載せています。
回答は、子育て経験、オルタナティブ教育経験、大学院等で得た知見、支援教育専門士としての意見などをもとにしております。また、講演会の質疑応答でみなさまからいただいた情報もシェアさせていただいております。
「質問箱」は閲覧専用となっております。質問がある方は、こちらのアンケートフォームよりお願いします。
https://forms.gle/pe1pL7PNmvwMGtPT6
すべてのご質問に回答することは難しいことをご了承ください。
また、「正解」はなく、子ども一人ひとり、また、各ご家庭によって、状況は異なりますので、あくまで参考意見としてご覧いただきますよう、お願いいたします。
今回は、「うちの子のことかも」「クラスのあの子のことかも」とイメージできる本をご紹介。
(1)
「才能はみだしっ子の育て方 」酒井由紀子著
https://www.amazon.co.jp/dp/4074439670/ref=cm_sw_r_tw_dp_8QWH84PJRQEWX8YPPEVS
ギフテッドの特性のある子どもの具体像、サポート方法、各国の教育事情が、読みやすい語り口でまとめられています。
「ギフテッドに注目することは、すべての子ども一人ひとりが幸せになることにつながる」
というお考えが根本にあると感じる1冊です。
*こんなかたにおすすめ*
・ギフテッドについてまずはさらっと知りたい方
・世界のギフテッド教育について知りたい方
(2)
「ギフテッド育児奮闘記 」ギフテッド応援隊
https://www.amazon.co.jp/dp/B08LQ21MN2/ref=cm_sw_r_tw_dp_NBN9W0FBBWZHNBMTG46H
全国規模のギフテッドの親の会である「ギフテッド応援隊」が、会員の寄稿を元に出版した本です。
ギフテッドの特性を持った子どもの子育てのリアルな姿が、すっきりと、でもあたたかみのある文章で書かれています。
あたたかさは、やはり保護者目線というところからきているのでしょう。
*こんなかたにおすすめ*
・わが子に育てにくさを感じている方
・リアルな姿からギフテッドを理解したい方
まずは、こちらの2冊がおすすめです。
(1)
「ギフティッド その誤診と重複診断: 心理・医療・教育の現場から」 J. T. ウェブ 他著、角谷 詩織 ・ 榊原 洋一 監訳
https://www.amazon.co.jp/dp/476283081X/ref=cm_sw_r_tw_dp_DY08Y7KHE9RJ4KC4ZNP7
専門書に近くはなりますが、大変参考になります。
ギフテッドの特性以外に、発達障害や不安障害などの知見も得られます。
特定の分野だけでなく、幅広く知識を得ることは、知りたいことのよりよい理解につながるでしょう。
*こんなかたにおすすめ*
・ギフテッドについてあまり知らない方
・ギフテッド?発達障害?とモヤモヤしている方
・子どもの困り感に寄り添いたい方
(2)
「わが子がギフティッドかもしれないと思ったら: 問題解決と飛躍のための実践的ガイド」 J. T. ウェブ 他著、角谷 詩織 訳
https://www.amazon.co.jp/dp/4393373308/ref=cm_sw_r_tw_dp_JWTK3W6B9ZM27YV68T75?_encoding=UTF8&psc=1
(1)よりも読みやすいと思います。
ギフテッドの特性を持つ子どもを育てるためのヒントが書かれています。
アメリカの子育て文化が背景となっていますから、そのまま全部が日本で当てはまるわけではないでしょうが、行き詰まった時の道標になるでしょう。
*こんなかたにおすすめ*
・ギフテッドのことをある程度知っている保護者
・特性がある子の子育てに迷いや悩みがある方
・楽しく豊かな子育てがしたい方
どちらも分厚い本なのですが、いつも手元に置いて、その時々に手にとってみるのがいいと思います。
子育ては、現在進行形ですから。